掲載論文について
本論文では、クラレ独自の3-メチル-1,5-ペンタンジオール(MPD)と、ひまし油由来のセバシン酸を組み合わせたバイオベースポリエステルポリオールを使用し、可塑剤を使用しない低硬度TPU設計の可能性について報告しています。
本研究は、米国化学工業協会(American Chemistry Council)のCenter for the Polyurethanes Industry(CPI)が主催するPolyurethanes Technical Conferenceで発表され、その研究成果が『PU Magazine』Issue 03/2026に掲載されました。
MPD・セバシン酸系ポリエステルポリオールの特長
本研究では、MPDとセバシン酸を原料とするP-XX50シリーズを使用しました。
MPDのメチル分岐構造とセバシン酸の長鎖構造により、P-XX50シリーズは常温で液状であり、低硬度TPUの設計に適した特性を備えています
ポリオールとしての特長
- 常温で液状
- 低粘度で取り扱いやすい
- 低吸水性
論文で紹介した材料の評価用サンプルをご提供しています。 TPU開発に関する技術相談もお気軽にお問い合わせください。
可塑剤を使用しない低硬度TPU設計
従来、結晶性の高いポリオールを使用した低硬度TPUでは、柔軟性を付与するために可塑剤が必要となる場合があります。
本研究では、MPDの分岐構造とセバシン酸の長鎖構造を組み合わせたポリエステルポリオールを使用することで、可塑剤を使用しない低硬度TPU処方について検討しました。
TPU設計にもたらすメリット
- 可塑剤に依存しない低硬度化
- 柔軟性
- 耐熱性
- 幅広い分子量設計
『PU Magazine』掲載論文 実験データや評価結果を含む詳細な技術内容は、『PU Magazine』掲載論文をご覧ください。
論文タイトル
Unique features of plasticizer-free soft-TPU made with bio-based polyol from 3-methy-1,5-pentanediol and sebacic acid
著者
大倉瞬、馬屋原邦男、Hoan Tran
掲載誌
PU magazine Issue 03/2026
発表先
Polyurethanes Technical Conference
Unique features of plasticizer-free soft-TPU made with bio-based polyol from 3-methy-1,5-pentanediol and sebacic acid
著者
大倉瞬、馬屋原邦男、Hoan Tran
掲載誌
PU magazine Issue 03/2026
発表先
Polyurethanes Technical Conference